ごあいさつ

~ 学習と交流活動の成果を生かし
日中相互理解の深化へ ~
2025年頭所感
2025 年 頭 所 感
会長 飯田 助知

皆様 あけましておめでとうございます。新年を迎え、新たな目標を胸に生活をはじめられていることと存じます。今年は21世紀にはいってから四半世紀目に当たり、様ざまな出来事が節目の年を迎えることになると思います。
わが協会も設立50年を経て5年目を迎えることとなり、中国語講座、太極拳、日本語ボランティア活動などの充実に加え、日中友好活動に関わる若い世代層の参加を促すことなど、新たな視点からの取り組みへと歩みを進める必要があります。中国の若者が日本に示す関心と少なくとも同程度の関心を日本の若者が中国に対して持つということがアジア地域の平和と発展に大変重要なことと思われます。
会報「移山135号」で特集しておりますが、私たちは昨年11月、6年ぶりに上海市を訪れました。6年の間隔がありましたから、その分手厚い歓迎を受け恐縮いたしましたが、一見して上海がきれいな街に変貌していることに驚きました。主要道路の中央分離帯は花で飾られ、歩道の脇は自転車・オートバイ専用道路、走る自動車は「緑ナンバー」(電気自動車)が圧倒的に多く、街路樹や公園・緑地の整備も手抜きなしという印象でした。
予算の投下量も少なくないと思いましたが、これは市民の同意あってのこと、通行する市民も胸を張り自信をもって行動しているように見受けられました。
ところで、昨年、日本では新紙幣が発行されました。肖像画に新たに三人が選ばれていますが、共通点はというと、外国から学んだ知識と知恵を日本の発展に役立てた人ということになると思います。以前の聖徳太子、福沢諭吉もそうした意味の際立った存在でした。海に囲まれた日本にとって、外国の風習や生活に関する正確な情報は、今もこれからも極めて重要で、特に報道や教育の場面では偏見や無知を排する努力も一層強く求められると思います。
今世紀に入り、人々は平和な時代の到来を期待しておりましが、実現いまだしで、かえって核兵器使用の脅威まで叫ばれています。これまでずっと維持されてきた連帯と協力という人類のDNAをどうやって守っていくかが問われ続けることになると思います。そのカギとなるのは、やはり、民衆の友好交流活動だと思います。その原点はと問われた時、私は『論語』の冒頭の言葉を思い浮かべます。「学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。朋あり、遠方より来る、また楽しからずや。」今年は孔子の没後2500年に当たります。享年73。当時としては破格の長寿だったといえます。


横浜日本中国友好協会は、本年4月に設立55周年を迎えます。
私たちのホームページへようこそ。
私たちの横浜日本中国友好協会(略称:横浜日中友好協会)は日本と中国の友好を願う民間のボランティア組織です。会員は横浜市在住者が主体ですが、それぞれの会員がそれぞれの立場で一衣帯水の隣国である中国の歴史、文化、言語等に関心を寄せ、これにより民間レベルでの日本と中国の友好に寄与することを願って活動しています。
日本と中国の友好を願う方、中国の歴史、文化、言語等にご興味ご関心のある方は、どなたでも入会できます。
皆様のご入会を心よりお待ちしております。
なお、私たちの各種講座、活動等へのご参加は、ご入会とは関係なく全く自由に可能ですのでぜひご参加下さい。